【鎌倉FM 第50回】自分を表現する手段を持つこと

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& Column
自分を表現する手段を持つこと
長年シンガーソングライターとしてご自身を表現し続けながら、コロナ禍をきっかけに2年前からは家業である自然洗剤「bird」のブランドディレクターや広報の仕事にも携わり始め、二つのライフワークを持つことになったChiyoさん。全く別の仕事のようでありながら、ハワイの自然にルーツを持つ彼女の、のびやかな歌声や生き方と、birdのブランド理念は、平和で愛に満ちた一つの大きな世界観の中に違和感なく溶け込んでいるように感じます。自分の生命が持つ輝きを、世界の中で表現する手段を、あなたはお持ちでしょうか? それは何も芸術活動やSNSのようなものでなくてもいいし、有名になることが目的でもありません。自分の生命を完全燃焼させるためのアウトプット(行動)の方法を持つことで、私たちは生きる喜び、生きる意味の手応え、つまり「生きがい」を感じることができるように思います。それはどんな仕事を選ぶかにも大いに関わる事項。仕事の中のアウトプットであってもいいし、人間関係における役割でも、趣味や体を動かす活動でも、何かを学ぶことや自分だけが知る楽しみでも良いのです。「どんな副業をしようか」ということよりも、「それがあると自分のエネルギーが回り出すな」と感じるものを見つけ、そこに命を燃やしていく。その手段は2つでも3つでも良いし、それは経済的な報酬があるかないかに関わらず、総合的に自分の人生の味わいを増し、豊かさの体感を高めます。そこから始まっていく新たな展開や好循環もあるでしょう。自分のエネルギーの輝きの出口を見つけてみてください。(森田マイコ)

今回のゲスト

Chiyo(ちよ)さん

ハワイ出身。シンガーソングライター 。birdsブランドディレクター。
ギタリスト濱中祐司とのユニットグループ「ChiyoTia」(チヨティア)として長年音楽活動を展開。2020年から、38年間続く自身の家業「自然洗剤birds(バード)」のブランドディレクターとしても活動をスタート。自然と人間の共存をテーマに、音楽活動にとどまらず、幅広い活動を続けている。

Birds Website ▶http://bird-s.jp/
ChiyoTia Website ▶https://chiyotia.com/

ナビゲーター

(左)小室 慶介/(中央)こまつあかり/(右)河野 竜二

こまつあかり
岩手県出身、鎌倉在住。
ナローキャスター/ローカルコーディネーター
地域のなかにあるあらゆる声を必要な人に伝え、多様なチカラを重ね合わせながら、居心地の良い「ことづくり」をしている。
Instagram @komatsu.akari
@kamakura_coworking_house @fukasawa.ichibi @moshikama.fm828 @shigototen
湘南WorK.の冠番組である鎌倉FM「湘南LIFE&WORK」のパーソナリティを務め「湘南での豊かな暮らしと働き方」をテーマに発信。多様性を大切にした働き方、それが当たり前の社会になること。その実現へ向けて共創中。

小室 慶介(こむろ けいすけ) 
湘南鵠沼育ち、現在は辻堂在住(辻堂海浜公園の近く)。
長く東京へ通勤するスタイルでサラリーマンを経験。大手スポーツ関連サービス企業にて、事業戦略を中心に異業種とのアライアンススキーム構築を重ねるものの「通勤電車って時間の無駄だよな」という想いがある日爆発し、35歳で独立。幼い頃から「自分のスタイルを持った湘南の大人たち」に触れて育った影響か、自分自身で人生をグリップするしなやかな生き方・働き方を模索し始め「湘南WorK.」を立ち上げる。相談者が大切にしていることを引き出しながら、妥協のないお仕事探しに伴走するキャリアコンサルタント。

河野 竜二(こうの りゅうじ) 
神奈川県出身、湘南在住。
教育業界10年間のキャリアで約2,000人の就職支援に関わり、独立。キャリアコンサルタントとして活動する。それと同時に、”大人のヨリミチ提案”がコンセプトの企画団体「LIFE DESIGN VILLAGE」のプロデュースや、日本最大級の環境イベント「アースデイ東京」の事務局など多岐にわたって活動する。湘南が誇るパラレルワーカー。

この記事を書いた人

文筆家。2007年~2018年まで鎌倉に暮らし、湘南エリアの人々と広く交流。
現在は軽井沢に住み、新しい働き方・暮らし方を自ら探求しつつ、サステナビリティやウェルビーイングの分野を中心に執筆活動を行っている。

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