週末の大半は小学生の娘のバスケに時間を費やしている。
バスケをやっているのは娘であって、私ができることは応援と少しのサポート。
はじめた当初は、娘がバスケのときに自分の時間ができてラッキーぐらいに思っていたが、徐々に体育館に通う頻度が増えている。
何年もメンバー不足が続き、ついこの前まで地元の弱小チームだった。
地域のコーチたちが仕事終わりに駆けつけてくれ、練習は週3日。
週末には他チームと練習試合を組み、全力で指導くださっている。
子どもたちは、それに食らいつく。
最近、個人のプレーだけでなく、パスを繋ぎ、仲間のシュートの機会をつくるというチームプレーが増えてきた。
小学生たちに簡単にできることではなく、たくさんの練習とその中で築いてきた信頼関係から生まれるプレーである。
チームは徐々に勝利を重ねている。
この過程を近くで見ていると、試合の応援中には、悔しさや喜びで涙が溢れることもある。
こんな感情は日常生活では味わうことができない。
小学生だからもっと遊びたい気持ちもあるかもしれないが、バスケをやるという選択肢を取った。
バスケを職業にする人は一握りだと思うが、そうでなくても今全力でやっていることはこの子たちの財産になる。
将来、高い壁にぶつかったとき、この小学生時代を思い出すはず。
あのときできたのだから今回もやる!という挑戦できる自分になれる。
勝ち負けという結果が出る舞台で戦っている子どもたち。
私は数字で結果が出ることから逃げてないかな、と考える。
正直向き合うことが怖いし、戦わなくても生きていける。
でも、挑戦しないことが心地いい、ではないはずだ。
子どもたちから学べることに感謝しながら、精一杯応援しよう。