【コラム -湘南days- 】移り変わる湘南。

本格的に夏が始まりました。

今年は海の家も賑やかですね。
コロナ禍では影を潜めていた色々なものが動き出している気がします。

これぞ湘南の夏。
四季それぞれの良さがありますが、やっぱり夏の湘南はいいですね。

思えば、ここ数年で湘南の街並みもずいぶん変わりました。
古くからあるお店や家が、いつの間に新たなものに変わっている・・・
そんなシーンをよく見かけるようになりました。

昔は良かった、なんて話をする気はさらさら無いのですが、
鵠沼で生まれ育ち、その移り変わりをみてきた自分としては、変化の速さに驚きがあるのは事実です。

しょっぱいけど最高にうまい一杯500円のラーメンがあった海の家。
灼熱の中、木陰を探して歩いた海水浴場へ向かう鵠沼の細道。
今風のふわふわじゃなくザラザラしたかき氷が食べられたあの駄菓子屋。

映えとは無縁の世界に存在していた空間に、懐かしさを感じる時があります。

いや・・、今これが逆に「映え」の対象なのか?
おじさんにその定義はわかりませんが(一度誰かにじっくり教えてもらいたい)
レイドバックしたあの頃の湘南は、きっともう二度と味わえないのでしょう。

ただ、その変化を嫌だとは思わないようにしています。
そうではないと、新たな何かを受け入れる楽しさを逃してしまうから。

「楽しんでいたい」っていうのはありますよね。もちろんネガティブに感じることもあるんですが、それに囚われすぎるよりも楽しい方に目を向けていった方がハッピーかなと思います。
『湘南スタイル』をつくった時から、「湘南に住みましょう」ってことを伝えたかったわけではないんです。
それよりも「暮らしを楽しみましょう。好きな場所に住みましょう」ということを伝えたかった。
利便性じゃなく、できるだけ自分が好きでいられる場所に住む方がいいと思いますし、たまには家で楽しみましょうとか、そういうことです。

【鎌倉FM 第37回】心を動かし続ける生き方を 富山英輔さん(『SHONAN TIME』編集長)

過去から今まで湘南のグラデーションを表現されてきた富山さんが
「これからの湘南」をとても楽しみにしている、と。

暮らし方も、そして働き方も。
その変化を受け入れ、そして楽しんでいく。

いくつになろうと夏の始まりがワクワクするように、
未来にワクワクを感じられる人生を選びたい。

そう感じた夏の湘南にて。

この記事を書いた人

湘南WorK. 代表

湘南鵠沼育ち、現在は辻堂在住(辻堂海浜公園の近く)。
長く東京へ通勤するスタイルでサラリーマンを経験。大手スポーツ関連サービス企業にて、事業戦略を中心に異業種とのアライアンススキーム構築を重ねるものの「通勤電車って時間の無駄だよな」という想いがある日爆発し、35歳で独立。幼い頃から「自分のスタイルを持った湘南の大人たち」に触れて育った影響か、自分自身で人生をグリップするしなやかな生き方・働き方を模索し始め「湘南WorK.」を立ち上げる。相談者が大切にしていることを引き出しながら、妥協のないお仕事探しに伴走するキャリアコンサルタント。
今感じる1番の幸せは、幼い我が子と海を散歩することであると同時に、反抗期を何よりも恐れているこの頃。

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