【コラム -湘南days- 】出社回帰の時代に、自分に合った働き方を選ぶために

先日、「出社回帰」を取り上げたニュースを読みました。コロナ禍で一気に広がったリモートワークですが、日本生産性本部の調査では、雇用者の実施率が2020年5月の31.5%から、2026年1月には15.4%まで下がっているそうです。

「やっぱり、出社に戻っていくんだな」と感じる一方で、少しモヤモヤもしました。通勤を減らしたい気持ちと、会社の方針。そのあいだで、私たちはどう働き方を考えていけばいいのでしょうか。今日は、そんなことを一緒に考えてみたいと思います。

目次

通勤時間が長いほど、幸福度は下がる?

「通勤時間が長いほど、主観的な幸福度が下がる」。これは「通勤のパラドックス」と呼ばれる知見で、私も一理あると感じています。

総務省の調べでは、神奈川県の通勤・通学の往復時間は全国最長の1時間40分。毎日この時間を移動に使うことを思うと、なるほどと思います。ザイマックス不動産総合研究所の調査(2022年、首都圏のオフィスワーカー2,060人)でも、在宅勤務を経験した人の83.0%が「通勤時間の削減」を、57.4%が「ストレス軽減」を利点に挙げています。

私自身は、リモートワークで茅ヶ崎の自宅で働いています。通勤がないぶん、その時間を運動や家事、勉強にあてられています。一方で、出社やメンバーと直接会える機会は貴重だと感じていて、その時間も楽しんでいます。どちらか一方ではなく、自分に合うバランスで働けることが大切なのだと感じています。

出社が増えても、選んでいる人はいる

ここで大切なのは、リモートワークが「なくなった」わけではないことです。ネオマーケティングの調査(2026年10月発表)では、働き手の約7割がリモートワークの継続を希望し、転職時に「必須」または「重要」な条件とする人も6割を超えました。

また、日本生産性本部の調査では、在宅勤務の制度が縮小・廃止された場合に、16.4%が「退職・転職を検討する」、24.9%が「働き方の変更を検討する」と答えています。合わせて41.3%ですが、これはあくまで意向であって、実際に辞める人の割合ではありません。

企業は出社を求め、働き手は柔軟さを求める。そのズレがありながらも、実施率が15.4%まで下がった今でも、在宅やハイブリッドで働いている人は少なくありません。

働き方を「選べる人」は、何が違うのか

では、選べる人とそうでない人の違いはどこにあるのでしょう。

企業が出社を増やす理由について、レバテックの調査(ITエンジニアを採用する企業が対象)では「マネジメントをしやすくするため」が52.6%でもっとも多く、「生産性の向上」が47.4%、「コミュニケーション」が37.0%と続きます。

経営側の本音には、「人が見えないことへの不安」があるのかもしれません。だとすれば、離れていても任せられる人、成果で信頼されている人ほど、働き方の選択肢を持ちやすいはずです。

働き方を選べるかどうかは、これまで積み重ねてきた経験と、そこで得た信頼に支えられている部分が大きいと感じています。選択肢は、ある日突然手に入るものではなく、日々の仕事の中で少しずつ育てていくものなのかもしれません。

ただ、「経験や実績がないと選べない」と身構える必要はありません。大切なのは、いま何を持っているかよりも、自分がどんな働き方をしたいのか、どんな暮らしを送りたいのかを知っていることだと思います。

働き方も暮らしも、一緒に整理してみませんか

湘南WorK.は、職種や役職といった条件だけで絞り込んで求人を並べる、というスタイルの人材紹介ではありません。一人ひとりが、どんな働き方をしたいのか、どんな暮らしを送りたいのか。そこをじっくり一緒に整理して、それに合うお仕事をご紹介しています。

通勤の時間をどう考えるか、出社はどのくらいなら心地よいか、朝や夕方の時間をどう使いたいか。うまく言葉にできなくても大丈夫です。話しながら、少しずつかたちにしていけたらと思っています。

出社回帰という大きな流れのなかでも、自分に合った働き方を選ぶ道はあります。そのために今どうしたらいいのか、一緒に考えてみませんか。まずはお気軽にご相談ください。

まとめ:よくある質問

リモートワークの実施率は、今どのくらいですか?

日本生産性本部の調査では、雇用者のリモートワーク実施率は2020年5月の31.5%から、2026年1月には15.4%まで低下しています。

通勤時間が長いと、幸福度は下がりますか?

「通勤のパラドックス」と呼ばれる、通勤時間が長いほど主観的幸福度が下がるという知見があります。総務省の調べでは、神奈川県の通勤・通学の往復時間は全国最長の1時間40分です。

出社回帰で、退職や転職を考える人はどのくらいいますか?

日本生産性本部の調査では、在宅勤務の制度が縮小・廃止された場合、在宅勤務者の16.4%が退職・転職を、24.9%が働き方の変更を検討すると答えました(合計41.3%)。ただし意向を尋ねた結果で、実際の退職者数ではありません。

湘南WorK.では、どんな相談ができますか?

職種や役職で絞り込むのではなく、どんな働き方をしたいか、どんな暮らしを送りたいかを一緒に整理し、それに合うお仕事をご紹介しています。まずはお気軽にご相談ください。

出典:Business Insider Japan「神奈川県民の生涯通勤時間は『8年分の労働時間』に匹敵、最短の県とは1.8倍の差。通勤の『人生コスト』が明らかに」(2026年9月4日、花輪えみ/スキルアップ研究所調べ)

この記事を書いた人

香川県出身、現在は茅ヶ崎在住。工学博士。
日本IBM株式会社にてITエンジニアとしてキャリアをスタートし、その後、配偶者の海外赴任に伴い、シンガポールで5年間生活。現地では仲間とともに起業し、意思決定を伴う実行の楽しさと手応えを経験しました。

2017年、茅ヶ崎にて英語教室「そらうみKIDZ」を開室。現在も子どもたちと向き合う日々を送っています。

その傍ら、複数の企業にてデジタルマーケティングを支援。SEO対策、各種コンテンツ制作、Webデザインおよび構築に強みを持っています。
特にWeb制作においては、自身の事業経験を活かし、「企業の事業内容や強みの整理から始めるアプローチ」が好評をいただいています。

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