12月に入り、これが私の2023年最後のコラム。
仕事を振り返ると、私史上、もっとも満足できる一年になった。
ここ何年か、自分が「好き」だと思うことに素直に従ってきたから。
仕事内容や結果だけでなく、湘南という環境、関わる人、働き方や考え方も含め。
そこで、キャリアの棚卸しならぬ、仕事での「好き」の棚卸しをやってみた。
24歳で社会人をスタートしたときの「好き」が図の左上。
あまり出てこなかった。笑
結婚を機に26歳で湘南に引っ越してきた。
29歳のとき、主人のシンガポール転勤に家族で帯同し、起業という経験を得た。
32歳でシンガポール生活を終え、帰国。
会社員ではなく、自分で事業をしようと決めた。
引っ越しが落ち着き、下の娘を幼稚園に送って一人になったとき、茅ヶ崎の仮住まいのアパートで大泣きした。
前向きな決断をしたはずなのに。
海外生活が終わった空虚感。
都内で働き盛りの友へのうらやみ。
事業立ち上げへの焦り。
漠然とした将来への不安。
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今年40歳になり、大泣きの日から8年経った。
その間、再度シンガポールへ行き、日本に戻り、いろいろな業界、業種の仕事をしてきた。
私のキャリアはどうなっていくのだろうと不安に思っても、笑って誤魔化してきた。
点でやってきたことが、やっと今、線でつながってきた気がする。
右側に現在の仕事の「好き」を書いたが、圧倒的に多い。
無意識だが、左側の過去に感じた「好き」を継続する選択をしてきたようだ。
「プロジェクト業務」
「自分で決める」
「兼業」
「リモートワーク」
「コンテンツ制作」…
という、私の「好き」ワードを過去から握りしめて離さなかった。
「嫌い」は書いていないが、いろいろやった結果、自分が心地よくないことも知れた。
近道したくなるけど、回り道があるから人生はおもしろい。
師走に少し立ち止まって、あなたの「好き」の棚卸しをしてみては。
スマホに残っていた最近の「好き」